2026年7月場所を振り返って 十両の優勝争い 朝翠龍、寿乃富士、湘南乃海、嵐富士による優勝決定戦
結局4敗力士は全員勝ったので優勝争いは4人による決定戦に持ち込まれた。トーナメントの1回戦は湘南乃海と朝翠龍の一番は湘南乃海が当たった後右へいなして朝翠龍を土俵の外に出した。懐の深さと横への動きの速さを活かした相撲だった。また寿乃富士と嵐富士の一番は鳥取城北高校OB同士の同部屋対決となった。相撲は寿乃富士が当たり勝って右を差すと右から叩く嵐富士をそのまま押し出した。お互いに手の内を知り尽くしており、嵐富士の強い当たりを警戒した寿乃富士が意識して強く踏み込んだことが勝因である。
そして決勝戦は湘南乃海と寿乃富士の取組となった。本場所では5日目に対戦があり、その時は湘南乃海が上手投げで勝っている。相撲は当たってすぐに寿乃富士が左を深く差すと湘南乃海が前に出てきたところで右を巻き替え、モロ差しとなった。普通なら寿乃富士が有利な体勢である。しかし湘南乃海は身長194センチ、体重183キロの巨体の上にリーチが長い。寿乃富士に寄り立てられながらも両上手を取ってこらえると右からの投げで体を入れ替え、最後は体を預けるようにして寄り切って優勝を決めた。また意外だが、土俵人生12年半にして初の各段優勝となった。
続く
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