2026年7月場所を振り返って 優勝決定巴戦 霧島に関して

 一方優勝決定巴戦で1番も勝てなかった霧島はやや残念な結果に終わった。熱海富士にはパワーで、安青錦には相撲の上手さで圧倒されており、存在感を示せなかった。厳しく言えば3人の中では番付最上位であり、且つ綱取りを目指す大関である。本来なら連勝しなければいけないところだ。やはり13日目に安青錦に敗れて3敗となり、場所後の横綱昇進が厳しくなって力が入らなくなったというのもあるかもしれない。

 これで3場所連続12勝であり、安定感は抜群である。ただ横綱に向けては13勝以上での優勝が欠かせない。また13勝以上を挙げたのは2度目の優勝となった2023年11月場所の1回のみであり、もう一つ壁を破る必要がありそうだ。そして星数だけでなく相撲内容も求められる。相手の持ち味を消すのが得意な力士だが、時にそれが裏目に出ることもある。両横綱が不振なので横綱に上がれるチャンスではあるのだが・・・。実はライバルとの戦いではなく、綱取りは自分自身との戦いなのかもしれない。

続く