2026年7月場所を振り返って 優勝争い 14日目 獅司ー熱海富士戦と豊昇龍休場に関して

 14日目は2敗力士と3敗力士の相撲について触れたい。なお3敗力士の内霧島は豊昇龍戦だったが、豊昇龍が休場したため不戦勝で3敗を守った。今場所の調子なら相撲を取っても霧島が勝っていたと思うので、霧島がラッキーだったとは思わない。問題は休場した豊昇龍である。先場所痛めた右太もも裏を悪化させたというのは分かるが横綱である。看板力士として最終盤の土俵を休場することの意味を分かって欲しい。この段階で休場するならもっと早い時点で休場した方がマシである。個人的には横綱として覚悟を持って相撲を取っているのか本人に問いたいところである。

 さて霧島を除いた優勝争いの4人は直接対決となった。まずは熱海富士と獅司の3敗対決である。過去の幕内での対戦成績は熱海富士の2戦2勝である。獅司は今場所好調だが上位力士を倒した実績はなく、ここは熱海富士が勝つと見ていた。

 相撲は獅司が立ち合いで右へ動いたのに対し、熱海富士が相手を見ながら右からカチ上げると左をのぞかせ、左から抱え込むと一方的に押し出した。

 勝った熱海富士は落ち着いた内容で3敗を守った。相手の取り口を頭に入れており、無難に退けた。また相撲内容も良く、千秋楽に期待が持てる。

 負けた獅司は4敗となり、優勝争いから大きく後退した。できれば真っすぐ当たって欲しかったが、当たったところで結果は変わらなかったかもしれない。稽古で上位力士にぶつかって少しずつその差を詰めていくしかない。

続く