2026年5月場所個別評価 霧島
今場所は大関復帰の場所だったが12勝3敗の好成績だった。6日目に単独トップに立ったものの8日目は豪ノ山に敗れて土がつき、7勝1敗で前半戦を折り返した。そして後半戦は10日目は正代に敗れて2敗目となり、優勝争いを混戦に持ち込んでしまった。14日目は伯乃富士に敗れて3敗目となり、優勝争いで若隆景に並ばれた。千秋楽は勝ったものの若隆景との優勝決定戦で敗れ、連覇は成らなかった。
内容に関しては自在性のある相撲で白星を挙げていた。先場所と同じ12勝だが先場所より前に出て勝つ相撲が多く、進化しているのが分かる。また後半戦は相撲が崩れたようにも見えたが連敗はしておらず、決定戦にも進出したので大関としての役割は果たしたと言える。
負けた相撲に関しては正代戦は足が揃ったところをタイミング良く叩かれた。ただ綱取りに向けてはこういった内容に黒星はマイナス材料になりかねない。やはり前に出る意識を大事にしたい。
そして豪ノ山戦の黒星は勿体無かった。押し込んだ後左を差したところまでは良かった。しかしその後左から掬い投げを打ったところで体が離れ、豪ノ山に反撃を許して押し出された。私的には左下手か右上手を取っていれば豪ノ山は四つ相撲が取れる力士ではないので問題なく勝てたと思う。ただ掬い投げは癖になっており、体が勝手に動いたということかもしれない。投げで墓穴を掘る相撲も見られるのでその部分は修正したい。
また投げに関しては伯乃富士戦も当てはまる。左掬い投げから寄り詰めるも攻めきれず、逆襲を許した。左を自在に使いたいので廻しを取らないのは分かるが、時には左で廻しを取るのも悪くないと私は思う。いずれにしても修正して次に生かしたい。
それにしても序盤で二横綱一大関が休場した中で場所を引っ張ったのは当然とはいえ立派だった。仮に結果を残していなければ番付崩壊と騒がれかねない流れだった。
来場所は一応綱取りとなるが、ハイレベルな成績での優勝が求められる。ただ綱取りは別にして、私が求めたいのが13勝以上である。トータルでいえば今場所は12勝の内容だった。これが13勝となると今まで以上に前に出て相手を圧倒する内容が求められる。そして前に出る相撲が増えるかどうかが綱取りに向けてはポイントになりそうだ。
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