2026年5月場所を振り返って 優勝争い 優勝決定戦 霧島ー若隆景戦 負けた霧島に関して

 負けた霧島は立ち合いの踏み込みで負けたことが全てである。しかし勝負は時の運でもあり、一番の相撲に負けたからといって責めることは私にはできない。看板力士が相次いで休場する中で白星を重ねると同時に幕内後半の土俵を引き締めた。9日目の若元春戦は勝ったものの土俵の踏み俵に額を打ちつけ、血まみれになった。そして13日目の琴栄峰戦は万事休すの体勢から驚異的な粘りを見せ、うっちゃりで制した。千秋楽は宇良に勝って若隆景との決定戦に持ち込んだ。よって連覇とはいかなかったものの、大関としての役割は十分果たしたと言える。決定戦に負けたからといって悲観することはない。

 ただ優勝を逃したことで来場所の綱取りのハードルが上がったのは確かである。元大関魁皇の浅香山審判長は「来場所はレベルの高い優勝が求められる。甘くないし厳しいとは思いけど、誰が相手でも結果を出さなくてはいけない。成績も内容も必要」と語った。ということで最低でも13勝以上での優勝が求められる。ただ本人としては今まで続けてきたことに取り組んで力を付けるだけなのかもしれない。今場所は看板力士が相次いで休場しているのでチャンスは十分ある。綱取りに向けて頑張って欲しい。

続く