義ノ富士に追いつけ! 藤青雲 師匠の元大関武双山の紹介 1998年7月場所9日目の千代大海戦

 壮絶な張り手合戦となったが、張り手合戦に関しては1990年7月場所7日目の貴闘力ー大翔山戦が一番記憶に残っている。しかしこの相撲は十両の取組だった。よって幕内での張り手の応酬はこの一番が真っ先に挙げられる。

 相撲はお互いにぶちかました後千代大海が細かく張り手を入れた。すると熱くなった武双山が右から強烈な張り手を見舞った。すると千代大海も負けじと右張り手を入れ、突っ張り合いというよりも互いに張り合う形となった。そして両者の動きが止まり、ボクシングのような形にもなった。最後は少しだけ冷静さを取り戻した武双山が土俵際まで押し込んだ後でぶちかまし、右へ回り込もうとする千代大海を突き出した。取組後は武双山が血を吹き出しており、壮絶さを物語っている。改めて見ると張り手といっても全体重を掛けての張り手であり、一般人が食らったら即死のレベルである。また見れば見るほど恐ろしくなる相撲内容である。今ではまず観られない内容であり、ユーチューブなどにも動画が残っているので、見て頂けたらその凄さが分かると思う。

続く