2026年3月場所個別評価 琴櫻
今場所は10勝5敗という成績だった。3連勝スタートも4日目から3連敗すると8日目は平戸海に敗れ、前半戦は4勝4敗で折り返した。しかし後半戦は巻き返した。連勝して12日目に勝ち越しを決めると千秋楽は今場所優勝の霧島を押し出し、8場所ぶりとなる二桁勝利を挙げた。
内容に関しては右四つの相撲と押し相撲で白星を挙げていた。負けた相撲に関して気になったのが4日目の高安戦である。激しい差し手争いから右を差して下手を取り、有利な形を作ったように見えた。しかし高安に左上手を取られると右下手を切られた。そして左巻き替えに行ったところを寄り詰められると左上手出し投げを連発され、寄り切られた。これで対戦成績は高安の9勝6敗となり、過去1年の対戦成績も高安の4勝2敗となった。高安は36歳のベテランだが大関経験者であり、相撲が上手いので琴櫻にとって鬼門となっている。また高安得意の左差しを封じるので精一杯といった感じであり、この一番に限らず後手後手に回る事が多い。相撲を観ても技量はたかやすの方が上である。そして完全に崩されての負けであり、精神的なダメージも大きかったと想像している。結局この日から3連敗となってしまった。私としてはもっと動画を見て、高安に嫌がられる相撲を取って欲しいと思っている。
それでも後半戦は14日目は豊昇龍を倒すと千秋楽は霧島に一方的な内容で勝ち、存在感を見せた。こういった守りから攻めへと言う相撲が多くなれば白星がもっと増えてくるはずである。
来場所は二桁勝利に止まらず、優勝争いに加わって欲しい。そして前半戦での取りこぼしを一つでも少なくしたい。本人が言うように二桁勝利で満足してはいけない。また霧島が大関に復帰して三大関となったので上を目指しての争いが更に激しくなりそうだ。
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