2026年5月場所を振り返って 若隆景優勝に関して

 2026年5月場所は小結若隆景が霧島との優勝決定戦を制し、25場所ぶり2度目の優勝を果たした。成績は12勝3敗だった。また4年2か月ぶりの優勝となり、琴錦の7年2か月、照ノ富士の5年2か月に次ぐ長期ブランク優勝となった。

 右膝の大怪我を克服しての優勝でもあった。幕内優勝経験者が幕下以下に地位を落とし、再び幕内で賜杯を抱くのは照ノ富士に次いで2人目となった。

 そして大関昇進は三役の地位で3場所トータル33勝が目安となるが、大関昇進への起点を作った。

 今場所は4連勝スタートを切るなど好調だったが11日目は霧島との2敗対決に敗れて3敗に後退した。しかしその後4連勝した。一方霧島は13日目に単独トップに立ったものの14日目は伯乃富士に敗れて3敗となり、若隆景に並ばれた。千秋楽は両者ともに白星で決定戦となったが、終盤の勢いの差がそのまま相撲内容に表れた格好となった。また二横綱、二大関が不在となった波乱の場所を制した。

続く