2026年5月場所を振り返って 豊昇龍、琴櫻の途中休場
そして看板力士の休場は2人に止まらなかった。豊昇龍は2日目から、琴櫻は12日目から休場した。豊昇龍は初日の高安戦で上手投げで敗れた際に両足が広がった状態で尻もちをついた。その際に右太ももを痛めた。取組後はすぐに立ち上がれず、土俵下では若者頭の肩を借りて歩いた後、花道奥からは車椅子に乗って館内の相撲診療所に直行した。初日から大の里が休場し、一人横綱となったが、初日にまさかのアクシデントに見舞われた。結局2日目から休場し、横綱不在の事態となった。6月のパリ公演は参加する方針であり、重症ではなさそうだ。ひょっとしたら春巡業の疲れが溜まっていたのも原因かもしれない。まずは治療に専念し、7月場所へ備えたい。
琴櫻は土俵に上がり続けたものの一向に調子が上向く気配がなかった。一方的な内容で土俵を割る相撲が多く、11日目に負け越しが決まった。そして翌12日目から休場した。師匠の佐渡ヶ嶽親方によると場所前に出稽古に来た力士と相撲を取っていた時に、腰を痛めたようだ。師匠が「止めとけよ」と言ったが、本人が「大丈夫です」と言って続けたが、2日連続でそういうことがあったらしい。そして負け越しが決まった11日目の夜、琴櫻から「腰に力が入らない」と言われ、12日目の朝に「休場させてください」と申し出があり、了承した。看板力士が相次いで休場しており、責任感で土俵に上がっていたのかもしれないが、大関としての役割を果たせなければ意味がない。これで二横綱二大関が不在となり、2020年11月場所以来5年半ぶりの事態となった。そして上位陣で出場するのは今場所大関に復帰した霧島のみとなった。霧島が大関に昇進して看板力士が5人となったので個人的には期待していたのだが、4人が不在となるとは思いもしなかった。その部分でがっかりしているというのが正直なところである。
続く
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