賢い男! 阿武剋 理想の相撲
理想は鶴竜のような、当たって前ミツを取り、片方の手をハズに当てて前に出る相撲と語っていた。右四つ得意、頭が良い、温厚であるなど鶴竜と共通する部分が多い。また負けん気の強さを内に秘めているのも一緒である。そして体格も鶴竜を少しだけ大き ...
賢い男! 阿武剋 頭脳明晰
才能もあるが、注目している理由の一つが頭の良さである。モンゴル出身力士は朝青龍や白鵬のようにすぐに頭に血が上るなど短気な力士が多いという印象がある。しかし阿武剋は強気なコメントをする一方で土俵上での荒っぽい仕草は見たことがない。気持 ...
賢い男! 阿武剋 相撲の取り口
右四つ・寄りを得意としているが、左四つでも相撲が取れるタイプである。速攻相撲ではなく、まずは相手の攻めを受け、凌いだ上で右四つに組み止めるといった内容が多い。よって強さがより際立つ相撲を取っている。逆を言えば立ち合いの当たりは強くは ...
賢い男! 阿武剋 私が観た印象
幕下15枚目格付出ということでデビュー時から注目していた。ただ15枚目格付出といっても全ての力士が三役に上がれる訳ではない。また単純に幕下上位の番付は簡単に勝ち越せる位置ではなく、大学・社会人で実績を残した力士でも勝ち越すのに苦労す ...
賢い男! 阿武剋 来歴
5月場所は新十両ながら13勝2敗とハイレベルな成績を挙げ、実績のある若隆景、遠藤と優勝争いを演じた。7月場所は西十両筆頭となり、新入幕が目前という番付となった。また先場所初優勝を飾った大の里は日体大時代の同級生である。実績もあり、大 ...
嫌らしい相撲を取る男! 翔猿 最後に
やはり十両時代に突き押し相撲を見直すと同時に体重増に取り組んだことが今に生かされている。また増量しただけでなく、立ち合いから頭でぶちかますなどして圧力が増した。おそらく気持ちを入れ替えて稽古に取り組んだのだと思う。相撲を見直す前とは ...
嫌らしい相撲を取る男! 翔猿 師匠の紹介 貴闘力との張り手合戦
そしてもう一つ忘れてはいけないのが先述の貴闘力との張り手の応酬である。1990年7月場所7日目の十両での取組だった。貴闘力がいつものように突き押しの中で軽く張り手を入れると大翔山のスイッチが入ってしまった。貴闘力の挑発に乗ってしまい ...
嫌らしい相撲を取る男! 翔猿 師匠の紹介 入門時と現役時代
師匠は元幕内の大翔山である。最高位は東前頭2枚目だった。金沢高校時代はインターハイで準優勝した。そして日大に進学すると三年次にアマチュア横綱となり、四年次に学生横綱を獲得した。また久島以来の大物ということで入門時は各部屋による争奪戦 ...
嫌らしい相撲を取る男! 翔猿 部屋の紹介
追手風部屋は2024年7月場所現在、大栄翔が小結であり、平幕には翔猿と遠藤がいる。そして十両力士が3人おり、合計6人を擁する一大勢力となっている。また師匠が日大出身ということで翔猿だけでなく、遠藤、大奄美、剣翔なども日大出身であり、 ...
嫌らしい相撲を取る男! 翔猿 兄・英乃海に関して 兄弟仲と引退危機
また常に連絡は取らないものの、翔猿との仲は悪くなさそうである。そして番付で弟に追い越されてもあまり気にしていないようである。確かに相撲を観ても翔猿の相撲には執念を感じるが英乃海の相撲にはそれは感じない。良くも悪くも淡々と相撲を取って ...