2021年3月場所個別評価 隆の勝
今場所は8勝7敗で勝ち越した。6日目までは5勝1敗と好調だったが7日目から連敗。そして10日目からは4連敗し、勝ち越しに向けて後がなくなった。しかし終盤は連勝し、千秋楽に勝ち越しを決めた。
序盤は好スタートを切ったので ...
2021年3月場所個別評価 照ノ富士
今場所は12勝3敗で3度目の優勝を果たすと同時に大関復帰を決めた。記録に関していえば関脇以下としては史上初の3度目の賜杯である。また関脇・小結の地位で直近3場所で36勝を挙げたのは2006年1月場所の琴欧洲以来15年ぶりである。ちな ...
2021年3月場所個別評価 貴景勝
今場所はカド番だったが10勝5敗という成績だった。前半戦は5勝3敗で折り返した。そして後半戦は白星を伸ばし、12日目に勝ち越しを決め、カド番を脱出した。13日目からの大関戦も連勝し、千秋楽まで優勝の可能性を残したが照ノ富士に敗れ、決 ...
2021年3月場所個別評価 朝乃山
今場所は10勝5敗という成績だった。2日目は高安に寄り倒しで敗れて初黒星。そして7日目からは連敗し、前半戦は5勝3敗で折り返した。後半戦は3敗を守っていたが13日目からは連敗し、優勝争いから脱落した。千秋楽は正代に勝ち、10勝で場所 ...
2021年3月場所個別評価 正代
今場所は7勝8敗で負け越した。来場所は2度目のカド番となる。初日は御嶽海に寄り倒しで敗れて黒星スタート。そして4日目からは平幕相手に3連敗し、早くも苦しい星勘定となった。その後は巻き返し、12日目に7勝目を挙げ、勝ち越しはクリアでき ...
2021年3月場所個別評価 鶴竜
場所11日目の3月24日に引退を表明した。2月に行われた合同稽古では御嶽海を相手に2日で30番取って全勝し、復活に向けてアピールした。しかし3月場所直前の9日に左足を痛め、今場所も初日から休場した。当初は5月場所に進退を懸けることを ...
2021年3月場所個別評価 白鵬
今場所は2勝1敗12休という成績に終わった。初日の相手は前場所の覇者の大栄翔だったが鋭く踏み込んで右で張った後左を差し、右はおっつけて一気に前に出て寄り倒した。快勝にも見えたがスローで見ると大栄翔も右から突き落としを見せており、体勢 ...
2021年3月場所を振り返って 三賞など
三賞は大関復帰を決めた照ノ富士が3回目の殊勲賞を受賞した。敢闘賞は明生と碧山の2人。ともに千秋楽に勝てばという条件付きだったが勝って受賞を決めた。明生は初の三賞受賞である。2大関を破っての2桁勝利であり、力を付けてきている。碧山は4 ...
2021年3月場所を振り返って 優勝争い その2
14日目。高安は翔猿戦だったが翔猿の突き押しを凌ぎ、左四つに組み止めた。これで高安が勝ったかに見えた。翔猿は捨て身の右蹴返しを繰り出すと高安はこらえて一気に前に出た。しかし土俵際で翔猿が寄り倒されながら右に捻ると高安は左膝から崩れ落 ...
2021年3月場所を振り返って 優勝争い その1
優勝争いに関しては8日目終了時点では小結高安が1敗で単独トップに立ち、2敗で関脇照ノ富士と平幕の千代の国が追いかける展開となった。また8日目は1敗同士で照ノ富士と高安の直接対決となったが高安が勝ち、優勝争いの主導権を握った。 ...