角界の鉄人! 玉鷲 来歴 2024年~現在まで 記録ラッシュと日本国籍取得

 2024年は記録ラッシュとなった。1月場所7日目に通算出場回数が1575回となり歴代10位となった。同年3月19日の官報で日本国籍の取得が告示された。日本国籍取得の際には「相撲だけでなく文化的なことも学んでいきたい」と話した。同年4月11日、相撲協会から本名がバドジャルガル・ムンフオリギルから玉鷲一朗に変更になったことが発表された。

 そして「文化的なこと」と言って思い出すのが7月場所、部屋の大先輩である元横綱・玉の海の浴衣で場所入りしていたことである。部屋関係者から頂いたものでなく、50年前の遺品を自らネットオークションで手に入れたというのがいかにも玉鷲らしい。また自ら部屋の伝統を学んでいる何よりの証拠である。

 9月場所は2日目に通算連続出場及び初土俵からの通算出場回数が1630回となり、二部門で歴代1位の青葉城に並んだ。そして3日目に1631回に記録を伸ばし、歴代単独1位となった。

 11月場所は7日目に40歳の誕生日を迎え、昭和以降6人目の40歳以上での幕内力士となった。その後13日目に勝ち越しを決め、昭和以降4人目の40代での勝ち越しとなった。この日の談話で、次の目標として三役返り咲きを挙げた。

 2025年1月場所は13日目に勝ち越し、2場所連続勝ち越しとなった。また千秋楽は勝てば敢闘賞受賞だったが琴勝峰に敗れ、惜しくも受賞を逃した。

続く