2023年7月場所 大関に上がれるのは誰か? 三関脇の紹介

2023年7月13日

・豊昇龍

 立浪部屋所属 24歳

 3月場所が10勝、5月場所が11勝での大関獲りである。3場所通算勝ち星が33勝が目安なので12勝が求められる。ただ幕内での一場所での最多勝ち星は11であり、ハードルは高い。しかし若いので焦る必要はない。場所前のコメントを見ても淡々としており、上手くいけばという感じである。潜在能力は高く、将来の横綱候補である。

・大栄翔

 追手風部屋所属 29歳

 3月場所が12勝、5月場所が10勝での大関獲りである。ということで大関昇進に向けては11勝が目安となる。3人の中でハードルが一番低いが、今場所のチャンスを逃すと二場所前の12勝が評価対象外となる。また経験豊富であり、年齢を考えても今場所で決めてしまいたい立場である。

・若元春

 荒汐部屋所属 29歳

 3月場所が11勝、5月場所が10勝での大関獲りである。大関昇進への目安は12勝である。年齢は29歳で大栄翔と同い年である。しかし平幕上位に上がってまだ一年、三役は今場所が3場所目であり、上位力士との対戦経験が浅い。経験という部分では伸びしろがあり、その意味では豊昇龍同様、焦る必要はない。確かにチャンスではあるのだが、まずは二桁勝利を挙げて次につなげるくらいの考えでいいのではないだろうか。

続く