頭を上げない男! 旭海雄 2026年5月場所千秋楽の炎鵬戦
この場所は東十両4枚目で迎えていた。相撲は立ち合いで炎鵬に右から張られたものの怯まず、互いに体勢を低くしての押し合いとなった。その後機を見て炎鵬が頭を付け、左をのぞかせた。ここまでは炎鵬の流れだった。しかし旭海雄が右から抱えて体勢を低くすると炎鵬が嫌がって左を抜き、再度押し合いとなった。そして炎鵬が再び左を差すと同時に旭海雄が右上手を取った。最後は左を差して寄り詰めると浴せ倒し、熱戦を制した。
身長は旭海雄の183センチに対して炎鵬は167センチであり、15センチ差がある。にもかかわらず、重心を低くして炎鵬と同じ低さで相撲を取った。これはなかなかできることではない。炎鵬もさぞかしやりにくかったに違いない。また炎鵬にも勝機はあったものの、攻めあぐねた中で上手を取って上体を起こし、勝負を付けた。そして低い攻めを続ける中で上手を取るタイミングも絶妙だった。取組後は「なかなか起きてくれないので、同じくらいの低さで攻めた」と語った。低さ比べでは決して負けないという意味で持ち味を発揮した一番だった。
続く
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