2021年1月場所個別評価 鶴竜
今場所も全休した。これで4場所連続休場となり、3月場所に進退を懸けることになる。去年の11月場所後に白鵬とともに横審から「注意」が決議された。そして12月10日に帰化申請が認められた。このことで引退しても親方となり、協会内に残れるよ ...
2021年1月場所個別評価 白鵬
今場所も全休した。これで4場所連続休場、3場所連続全休となったが去年12月の合同稽古では綱取りの貴景勝を3番稽古で圧倒するなど健在ぶりを見せていた。しかし場所直前に新型コロナ感染が判明し、休場を余儀なくされた。コロナ感染がなければ1 ...
2021年1月場所を振り返って 雑感
また触れなければならないのは新型コロナウイルスの影響で横綱白鵬など関取16人を含む65力士が初日から休場したことである。特に十両は9人が休場し、19人となったのでほぼ総当たりとなる異例の事態となった。結局陽性者が出た部屋の力士、親方 ...
2021年1月場所を振り返って 優勝争い その3
そして千秋楽。大栄翔が勝てば優勝。相手は隠岐の海である。大栄翔は目の前の一番に集中するだけである。迷いはない。立ち合いの仕切りでしっかり腰が割れ、両手を付き、相手が立つのを待つ。私は仕切りの時点で大栄翔の優勝を確信した。隠岐の海も待 ...
2021年1月場所を振り返って 優勝争い その2
普通に考えれば実績のある大栄翔が有利である。星2つの差はやはり大きい。また7日目までで役力士との対戦は終えており、後半戦は平幕力士との対戦である。しかし私は大栄翔が断然有利、とまでは考えていなかった。なぜなら大栄翔は三役で2桁勝利を ...
2021年1月場所を振り返って 優勝争い その1
2021年1月場所は西前頭筆頭の大栄翔が13勝2敗という成績で初優勝を果たした。埼玉県出身力士では初、そして所属する追手風部屋の優勝力士も初となった。また1月場所に関しては4年連続で関脇以下の力士が優勝しており、そのうちの3回は平幕 ...
朝乃山について 最後に
さて1月場所は平幕の大栄翔が13勝2敗という成績で初優勝を果たした。所属する追手風部屋には関取が6人いる上にあらゆるタイプの力士がおり、合同稽古に参加しなくても稽古ができる環境にある。また関取の数が多い伊勢ヶ浜部屋、佐渡ヶ嶽部屋、木 ...
朝乃山について 何をすればいいのか? その4
・筋力アップのためのトレーニング、読書など
これはBS大相撲中継で実況の人が語っていたが、時津風部屋では去年の5月、土俵での稽古ができなかった時に筋力トレーニングをしていたみたいだ。そしてその成果が出てきているようである ...
朝乃山について 何をすればいいのか? その3
・若手力士を使って技術の向上を図る
これは若手力士のためではなく、自分自身のための稽古である。朝乃山は右四つの相撲を得意としているが、同じく右四つ得意の照ノ富士には連敗しており、技量に差があると言わざるを得ない。例えば左 ...
朝乃山について 何をすればいいのか? その2
・若手力士に胸を出す
この時期だからこそ一番実行してほしいことである。確かに高砂部屋には朝乃山以外に関取はいないが、幕下には寺沢、村田、深井など有望な若手力士がおり、若手力士を引き上げるというのも部屋頭としての役割である ...