2026年5月場所を振り返って 優勝争い 11日目 霧島ー若隆景戦

 そして結び前で霧島と若隆景の2敗対決となった。両者共に役力士かつ優勝経験者ということで勝った方が優勝争いで有利になる。よって両者共に大事な一番となった。過去の対戦成績は12勝8敗で霧島がリードしている。また直近4場所は全て霧島が勝っている。この間霧島は3場所連続で二桁勝利を挙げ、今場所は大関に復帰した。一方若隆景は去年の9月場所は大関獲りだったが負け越した。その後は怪我もあって目立った活躍はできていない。ということで充実度の差が霧島の4連勝という結果となって表れている。

 ただ今場所は若隆景の調子が非常に良く、霧島は前日の正代戦で負けた内容が良くなかったので若隆景の方が有利に見えた。相撲は霧島が右ヒジを固めてハジき、若隆景の左前廻し狙いを封じると左は少し遅れて突き、若隆景の右差しも阻止した。その後霧島が二本差して懐に入ると若隆景の左上手を切ると同時に右前廻しを取った。これで万全の形となり、前に出て力強く寄り切った。

 勝った霧島は2敗を守るとともに大関として意地を見せた。勝因はやはり立ち合いである。左前廻しを許さない作戦が上手くいった。二本差した時点でほぼ勝負あったという感じである。若隆景に何もさせない相撲で2敗対決を制した。

 負けた若隆景は3敗となり、優勝争いから一歩後退した。立ち合いから霧島に相撲を取らせてもらえず、完敗という内容だった。また霧島に上手く相撲を取られており、気持ちを切り替えるしかない。そして番付上位の力士との対戦は終えており、白星を重ねればまだチャンスは残されている。

続く