2025年7月場所を振り返って 十両の優勝争い 12日まで 大青山と三田の争い

 そして十両の優勝争いは若手期待のホープ3人が入幕したので混戦が予想された。大まかに言えば幕内から陥落した実力上位の力士や、十両で力を付けている若手力士による争いになると見ていた。そして8日目終了時点で1敗は大青山と錦富士の2人、そして2敗は湘南乃海、三田、羽出山、荒篤山の4人となった。1敗の2人が有力ではあるものの、十両は11勝あたりでの優勝が多く、後半戦を見てみないと分からない。

 そして後半戦は9日目は大青山が敗れ、錦富士が単独トップに立った。しかし10日目は錦富士が敗れて2敗となり、トップは大青山、錦富士、羽出山、荒篤山の4人となった。また錦富士は翌日から頸椎ヘルニア及び左大腿部蜂窩織炎により休場したことで混戦に拍車がかかった。

 その後11日目は大青山が単独トップに立つと12日目はその大青山が敗れて3敗となり、トップは大青山と三田の2人になった。2人ともに伸び盛りの若手であり、優勝争いの行方が少しだけ見えてきた。

続く