木崎海引退について その2
木崎海は身長174センチ、体重152キロであり、低い重心からの押し相撲を得意としていた。幕内でいえば体型も相撲内容も貴景勝に少し似ていた。また貴景勝が得意としている引きやいなしはほとんどなかった。そしてぶちかましてから押すという動きを立ち合いだけでなく、何回も繰り出せるのが木崎海の相撲の魅力だった。十両時代も幕内でも通用する力があると周りの力士から評価されていた。心配なのが兄の美ノ海である。同部屋であり、力を合わせて頑張ってきた部分もあると思うので影響は否定できない。また兄弟でいえば元十両の貴ノ富士が度重なる不祥事で現役を引退した。そして貴ノ富士の双子の弟の貴源治はその後元気がなく、9月場所は幕下に番付を下げている。気落ちしていなければいいのだが・・・。ただ木崎海はまだ25歳である。首の完治が第一だがごまかして相撲を取り続けるのであれば第二の人生を始めるのは早いに越したことはない。残念ではあるが判断は決して間違っていないと思う。
続く
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