木崎海引退について その1

 8月27日に日本相撲協会は十両木崎海の引退届を受理したと発表した。慢性的な首の痛みが理由だがその原因は今年1月場所6日目の勢戦だった。押し倒しで敗れた際に土俵下に転落し、首を強打した。そしてしばらく立ち上がれなかった。7日目以降も出場を続けたが結局3勝12敗と大きく負け越した。その後3月場所は6勝9敗、7月場所は7勝8敗と3場所連続で負け越した。また相撲内容も首の痛みが原因と思われるが頭からぶつかれなくなっていた。そして頭を付けて回り込むといった消極的な相撲が多くなっていた。しかし木崎海はまだ25歳である。また番付発表前の引退届受理ということで師匠の木瀬親方が時間をかけて説得するも引退したいという意思が固かったものと思われる。今後は治療先の病院を探し、完治を目指すそうだ。残念としか言いようがない。

 さて木崎海を紹介したい。木崎海は沖縄県うるま市出身で木瀬部屋に所属していた。兄は同じ木瀬部屋に所属する現十両の美ノ海である。小学校1年次に相撲を始めた。そして鳥取城北高校3年次に高校横綱のタイトルを獲得した。高校卒業後は日本大学法学部政治学科に進学。そして4年次に日本相撲選手権で3位入賞し、大相撲の三段目100枚目格付出資格を得た。

 大学卒業後は木瀬部屋に入門し、2018年3月場所に三段目100枚目格付出で初土俵を踏んだ。そして2場所連続で6勝を挙げ、同年7月場所で幕下に昇進した。幕下では9月場所に負け越したものの11月場所から4場所連続で勝ち越し、2019年7月場所で新十両に昇進した。また兄の美ノ海と合わせて史上21組目の兄弟関取になった。新十両の場所は7勝8敗と負け越したがその後は2場所連続で勝ち越した。そして2020年1月場所は西十両3枚目と新入幕の見える位置まで番付を上げたが結局この地位が自己最高位となってしまった。 

続く