大相撲11月場所個別評価 鶴竜

 白鵬同様、今場所も全休した。理由は腰痛である。これで3場所連続休場となり、場所後の横綱審議委員会で白鵬とともに「注意」が決議された。

 場所前の写真を見たが体がブヨブヨである。これでは痛み以前に土俵に上がれる訳がない。怪我が相次ぎ、年齢も35歳ということでもう限界だと思う。個人的には土俵に上がらなくていいから引退してほしいところだ。しかし鶴竜は日本帰化を申請中との報道もあり、このまま引退すれば協会内に残ることはできない。また白鵬と違って妻がモンゴル人であり、そのことも許可が下りるのに時間がかかっているものとみられる。

 あとは協会幹部の判断一つだと思う。鶴竜の為に引退後も協会内に残れるような規則を作るか、それとも何もせずに引退に追い込むかのどちらかである。鶴竜も白鵬と同じく自ら引退を決断することはないと思うので揉めることも十分考えられる。ちなみにモンゴル人横綱だった朝青龍と日馬富士は結果として理由を付けて引退に追い込まれている。その点で下世話ながら白鵬と鶴竜の辞め方が気になってしまう。また日本出身ではないので「身を処する」という意味が分かっていないと思う。火種を残したまま年を越すということだけは間違いなさそうだ。