次の大関候補は誰だ? その6

2020年11月22日

 5人目は霧馬山である。霧馬山はモンゴル出身で陸奥部屋所属であり、年齢は24歳である。身長187センチ、体重138キロであり、左四つ・寄り・投げを得意としている。新入幕から2場所連続で勝ち越した。そして7月場所は負け越したものの9月場所は9勝を挙げた。11月場所の番付は東前頭筆頭であり、自己最高位である。

 やはり去年の9月に旧井筒部屋から移籍してきた横綱鶴竜の存在が大きい。番付の上昇がそれを物語っている。また相撲を取る稽古だけではなく、食事稽古や取組後にアドバイスをもらっているみたいだ。食事稽古のおかげで体重が10キロ増えた。また鶴竜のアドバイスのおかげで以前より考えながら相撲を取るようになった。鶴竜は横綱というだけでなく人格者であり、人間的な部分も含めてよい手本である。アドバイスをされなくても存在自体が大きいので現役でいる間にあらゆることを吸収したい。

 相撲に関してはやはり廻しを取ると強い。体重増に伴い、攻めに力強さが出てきた。またこれも体重増のおかげだと思うが突き押しにも応戦できるようになってきた。そして身体能力が高く、土俵際では独特の回り込みを見せる。課題はやはり立ち合いである。体重はあと10キロくらい増やしたいところだが、体重増と並行して立ち合いの当たりを強くしたい。相撲はまだまだ未完成だが、完成されていないだけに将来が非常に楽しみである。11月場所前の合同稽古では横綱白鵬に指名され、実戦形式の稽古をしたみたいだ。9月場所で痛めた左肩は回復途上のようだが合同稽古に参加し、精力的に相撲を取っているのは好感が持てる。  

 11月場所は東前頭筆頭ということで初日から上位力士との取組が続く。厳しい番付だが目先の結果にこだわらず、相手に思いっきりぶつかって欲しいところだ。仮に負けたとしてもいい勉強である。それでも貴景勝には勝っており、御嶽海戦は2戦2勝である。既に実績はあるので上位力士を倒す可能性も十分ある。大関候補と呼ぶには少し早いかもしれないが、成長次第ではいつ大関候補に名乗りを上げてもおかしくない。能力的に三役は間違いないのでやはり大関を目指してほしいし、目指さなければいけない力士だと思うので今後に期待したい。

続く