モロ差し速攻! 島津海 師匠の存在

 師匠の放駒親方は元関脇玉乃島であり、力強い左四つの相撲で活躍した。元は片男波部屋の力士であり、引退後は部屋付きの親方となったが2014年11月24日に同門の松ヶ根部屋に移籍した。その後二所ノ関部屋に改称され、部屋付き親方として活躍した。

 そして2021年12月24日に二所ノ関部屋を改称の上で継承する形で放駒部屋の師匠に就任した。また放駒部屋発足直後は千葉県船橋市の旧二所ノ関部屋を拠点としていたが移転計画を進め、2022年4月9日に東京都足立区に新築された新しい部屋で土俵祭りを行い、部屋開きを行った。

 そして前師匠の元大関若嶋津は2017年10月に船橋市内の路上で倒れているのを通行人に発見され、緊急搬送先の同市内の病院で頭部の手術を受け、一時は意識不明の重体だった。おそらくその頃から今の師匠が元若嶋津の代わりに師匠を務めていたものと思われる。また現在は元若嶋津は元気に回復しており、それが何よりである。

 やはり前師匠の元若嶋津が島津海を育てたと言っていいと思う。同郷の上に中卒の叩き上げということで思い入れが強かったことは容易に想像できる。そして中卒力士を関取に育てたということで元若嶋津も責任を果たし、喜んでいるのではないだろうか。年齢は違えど出身地が同じだけでなく、負けん気の強さを前面に押し出した取り口も全く一緒である。

続く