宇良関取復帰について その1

2020年11月22日

 9月場所は幕下西5枚目という番付だったが6勝1敗の好成績であり、11月場所は16場所ぶりとなる再十両を果たした。9月場所は5戦全勝だったが6番相撲で敗れて5勝1敗となった。そして7番相撲の大翔鵬戦は久々の十両での土俵となり、事実上の入れ替え戦となったが相手が変化したところを一気に押し出し、十両復帰を手繰り寄せた。それでは宇良のこれまでと現在、そしてこれからを占っていきたい。

 宇良は大阪府出身で年齢は28歳である。身長172センチ、体重135キロであり、突き押しと足取りを得意としている。また関西学院大学相撲部出身だが当時から居反りや足取りなどの珍しい技を繰り出し、アクロバット相撲と評され、注目されていた。2015年に木瀬部屋に入門したが入門記者会見では報道陣100人が詰めかけた。

 2015年3月場所が初土俵であり、初めて番付に四股名が載った5月場所で7戦全勝で序ノ口優勝を果たした。そして序二段、三段目を1場所で通過すると幕下も3場所で通過し、2016年5月場所に新十両に昇進した。また同年9月場所は6勝9敗という成績で自身初めての負け越しに終わるもその後巻き返し、2017年3月場所に新入幕を果たした。その一方で負け越した2016年9月場所中に左手甲付近を骨折し、場所直後に手術を受けた。相手が強くなり、無理な体勢で踏ん張る相撲が増えた結果である。宇良の新入幕は嬉しかったがその一方で体は持ちこたえられるのかという不安があった記憶がある。

続く