なぜ御嶽海は大関に上がれないのか? その3 

2020年11月22日

 能力に関してはこれはあまり考えたくないのだが、もともと大関に上がれる力量がないのではないかということである。稽古場では平幕の碧山にはほとんど勝てないみたいだ。また稽古場では勝てないが本場所では勝てるので関係者からは場所相撲と言われている。しかし関脇を13場所務めるなど実績は十分あり、そんなことを言っていられる立場ではない。

 また今年3月場所は初日から6連勝と好スタートを切ったが7日目からの横綱戦は連敗した。番付通りの結果と言ってしまえばそれまでだが内容は2番ともにあっさりと押し出されるというものだった。大関を狙う力士としては少し物足りない内容だった。両横綱はベテランの域に入っており、今後同じ場面が巡ってくるかはわからない。しかし9月場所後に大関に昇進した正代は2大関を破っており、大関になるためには全てではないにしても上位力士を数人破る必要がある。ただ3月場所を観た限りでは上を目指す力があるのか少し疑問に思った次第である。

 ここまで振り返ってきたが結論としては再び三役の地位でそれなりの成績を残した上で大関獲りの場所で一気にチャンスを掴むしかない。またそれができなければ関脇のままである。正代が大関に昇進したとはいえ、両横綱が先が長くないのは目に見えており、まだまだチャンスが残されている状況である。しかし照ノ富士や大栄翔、隆の勝なども大関昇進を狙っており、追い越される可能性もある。やはり現状に危機感を持ち、局面を打開できるかどうかである。過去は琴錦や若の里なども関脇止まりであり、実力さえあれば大関に昇進できるわけではない。その点では関脇止まりの可能性も十分ある。

 ただ現時点で大関に一番近い位置にいるのが御嶽海であるのは間違いない。いろいろと分析したが結果を残すしかない。しかし結果だけを求めても駄目なので繰り返しになるが稽古で突き押し相撲を磨きたい。まずは11月場所は2桁勝利を期待したい。

終わり