次の大関候補は誰だ? その1

2024年5月13日

 2020年9月場所は関脇正代が優勝し、大関昇進を決めた。今相撲界は世代交代を迎えており、両横綱がベテランの域に入っているので正代に次ぐ大関誕生の可能性は十分ある。今から大関候補を6人挙げようと思うがその前に大関昇進の目安を見ていきたい。

 大関昇進は関脇、小結の地位で、3場所で33勝以上が目安となる。しかし明確な基準はなく、昇進の可否はときどきの情勢に左右される。例えば今回の正代や朝乃山は32勝で昇進している。その一方で再昇進を目指した雅山は34勝したが昇進を見送られている。また栃ノ心の大関昇進に関しては3場所前は14勝1敗だがこれは平幕優勝した時の成績であり、その成績も加味されて大関に昇進している。ということで必ずしも関脇、小結の地位の成績でなければいけないという訳ではない。

 現在の状況に関しては9月場所で両横綱が全休したように横綱不在の場所が時々あるので大関は現在3人だがそれでもまだ足りない。少なくともあと1人は必要な状況である。目安さえクリアすれば昇進できるものと思われる。

 大関昇進の可能性に関しては、まずは関脇、小結の地位で2桁勝利を挙げることが条件となる。また関脇、小結で2桁勝利を挙げれば大関候補である。当然相撲内容も見られるが、観ている方からすれば明確な判断基準となる。

 そして大関昇進の直前の場所だが最低でも2桁勝利は求められる。それでも10勝では物足りなく、11勝以上を挙げてほしいというのが協会の共通の判断と言える。ちなみに平成以降の大関昇進は28例あるが、直前の場所が10勝での大関昇進は稀勢の里と貴景勝の2例のみである。

 また大関獲りが懸かる場合、大体は場所直前に協会幹部が大関獲りの場所と明言する。しかし9月場所の正代のようにその時点で大関獲りの基準に達していない場合は明言せず、場所中の流れを見ながら大関昇進が決まる場合もある。プレッシャーがかかるのとそうでないのとでは大違いなのでやはり不公平さは感じる。しかしそれが相撲協会だと認識するしかない。私は大関昇進の基準に達していなくても、高いレベルでの成績を残せば大関昇進の可能性もあると考え、注意深く見るようにしている。当然ながら成績だけでなく、相撲内容も見て判断するのは言うまでもない。それでは大関候補を紹介したい。

続く