未完の大器! 湘南乃海 師匠の紹介 その1

 師匠の高田川親方は現役時代は安芸乃島の四股名で活躍し、最高位は関脇だった。相撲は左四つ・寄りを得意としていたが、背が低い上に重心も低く、腕力も強かったので密着するような形になると力を発揮した。また左四つだけでなく、出し投げや両上手から挟み付ける取り口も力強かった。そして何より上位力士に滅法強く、三賞19回、金星16個は現在でも最多記録である。特に小錦キラーと言われ、小錦の横綱昇進を阻止した印象が強い。その一方で攻めが遅く、速攻相撲が得意の力士を苦手としており、特に琴錦は大の苦手としていた。また大関候補ではあったが、一場所での最多白星は三役時でも11勝であり、平幕まで幅を広げても12勝である。やはり大物食いという印象が強く、優勝もできなかったように大関とも縁がなかった印象がある。大関候補という点では琴錦や若の里はあと一歩のところまで行ったが、安芸乃島はあと一歩のところまでも行けなかったという感じである。

続く