2026年5月場所を振り返って 十両の優勝争い 12日目~13日目 一意ー風賢央戦

 12日目は1敗の風賢央は朝翠龍に敗れて2敗目となった。一方一意は大青山に勝ち、3敗を守った。よって差が一つに縮まった。

 13日目。ここで風賢央と一意の直接対決が組まれた。過去の対戦成績は1勝1敗である。風賢央が勝てば星の差が再び二つとなり、優勝の可能性が高まる。一方一意が勝てば3敗で並び、優勝争いが分からなくなる。両者は勿論だが、観ている方にとっても非常に重要な一番となった。

 相撲は当たって一意がすぐに左を差すと前に出ながら右からおっつけて風賢央の上体を起こし、力強く寄り切った。勝った一意は厳しい相撲を取っての完勝だった。負けた風賢央は巨体の一意に四つに組み止められては勝ち目がない。これで両者共に3敗となり、4敗力士にも優勝の可能性が出てきた。

 それにしても気になったのが不成立となった最初の立ち合いである。風賢央の左手が付いていなかったので審判長が待ったをかけた。また両者の呼吸もズレているように見えた。ただし行司は止めておらず、審判長が止めなければ成立してしまうのが大相撲の怖さである。成立しなかったとはいえ一意は上体を起こされて押されており、審判長に救われた感も無きにしもあらずである。

 13日目終了時点で3敗は一意と風賢央の二人、4敗は尊富士と朝翠龍の二人となった。

続く