2026年5月場所を振り返って 優勝争い 12日目 霧島ー琴勝峰戦

 霧島は琴勝峰戦だった。過去の対戦成績は1勝1敗である。前回対戦は去年の7月場所であり、この時は琴勝峰が上手投げで勝っている。またこの場所は琴勝峰が平幕優勝を果たした場所である。5場所ぶりの対戦となるが琴勝峰は力を付けてきており、油断できない相手である。

 相撲は霧島が当たり勝ち、押し込んだが琴勝峰が右からいなした。その後は琴勝峰が一気に押し込んだが霧島は押し込まれたところで左をのぞかせた。そして琴勝峰が果敢に押し込んだところを霧島が左へ回り込み、最後は叩き込んだ。

 勝った霧島は無難にさばく内容で2敗を守った。一見すると危なげなく勝ったように見える。しかしよく見ると琴勝峰に攻め込まれており、危ない内容でもあった。負けた琴勝峰は取組後は「勝ち急いでしまった。いつもより考えてしまった部分がある」と語った。結果論だが、琴勝峰がもう少し落ち着いて攻めていれば展開が変わっていた可能性もある。確かにさばいて勝つのが霧島の相撲と言ってしまえばそれまでである。しかしさばく相撲だと前に出る相撲ではないので相手に上手く対処された時は負けることもあり得る。よって2敗は守ったものの、優勝に向けて弾みがつく内容、とまでは言えない。

 12日目終了時点で2敗は霧島と琴栄峰の2人、3敗は若隆景、義ノ富士、宇良、翔猿の4人となった。残り3日あるものの、ひとまず優勝争いは6人に絞られたと見て良さそうだ。また13日目は2敗の霧島と琴栄峰の直接対決が組まれることになった。

続く