2026年3月場所を振り返って 優勝争い 10日目 霧島ー隆の勝戦

 そして霧島は2敗の隆の勝戦だった。過去の幕内での対戦成績は隆の勝が14勝5敗で圧倒的にリードしている。ただ先場所は霧島が勝っており、対戦成績ほど霧島が苦手意識を持っているようには思えない。相撲は当たってすぐに隆の勝が右からいなし、押し込もうとしたところを霧島が左へ体を開いて引き落とした。霧島は1敗を守った。一方隆の勝は3敗となり、優勝争いから後退した。

 勝った霧島は今場所は前に出る相撲こそ取れていないものの、立ち合いでしっかり当たれているので引きやいなしが決まる。また身のこなしが軽く、調子の良さが伝わってくる。負けた隆の勝は相手を正面に置けなかったのでどうしようもない。よって勝った霧島をほめるべき内容である。

 10日目終了時点で1敗は霧島と豪ノ山の二人、そして2敗が豊昇龍と琴勝峰の二人となった。豪ノ山は三役経験はないものの上位力士を倒した実績はあり、残り5日だが優勝争いは四人に絞られたように見えた。また四人の中では霧島の調子が良く、霧島が少しだけ有利のように感じた。

続く