大相撲

 このエピソードに関して思い出す人物が一人いる。スポーツは違うがメジャーリーグで活躍したイチローである。イチローも小学校時代、プロ野球選手になると宣言し、周囲から笑われたらしい。そしてプロ入り後も挫折があったが年間最多安打を記録し、メ ...

大相撲

 この部分が貴景勝の魅力の一つである。仮に貴景勝が並の力士の意識なら私は横綱に上がれるとは言わない。確かに身体能力に関して言えば背は低いし、リーチも短い。しかしその一方でスピードと瞬発力は持っており、相撲に対する意識が非常に高い。特に ...

大相撲

 他の上位力士の状況である。横綱は白鵬、鶴竜ともに35歳であり、ピークは明らかに過ぎている。おそらく鶴竜は今年の早いうちに引退すると思う。白鵬にしても出場して翌場所に休場では横綱としての役割は果たしていない。今年も同じ状況が続けば立場 ...

大相撲

 過去に突き押し相撲だけで横綱に上がれた力士はいないとよく言われる。確かに過去を振り返ればその通りかもしれない。しかし貴景勝の突き押しは今まで観てきた突き押し相撲とは少し違う。例えば貴景勝はリーチが短い。相撲を取る上では明らかなマイナ ...

大相撲

 先程も触れたが初土俵から大関昇進までの所要場所数は28場所であり、1958年に定着した年6場所制以降の初土俵力士の中では歴代6位の記録である。平成以降では高卒力士の大関は4人誕生している。朝青龍、栃東、琴奨菊、豪栄道の4人である。そ ...

大相撲

 2020年1月場所は2敗で優勝争いを追走するも終盤に連敗し、11勝4敗で終わった。しかし大関として自身初めての2桁勝利となった。3月場所は場所前から左膝を痛めており、調子が上がらなかった。そして千秋楽は朝乃山に押し倒しで敗れて負け越 ...

大相撲

 そして翌11月場所、小結で13勝2敗の成績で幕内初優勝を果たした。2019年1月場所は新関脇となり、大関昇進の可能性もあった。そして11勝4敗の成績だったが、千秋楽に豪栄道に完敗した点、そして2018年11月場所は上位力士との対戦が ...

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 番付に名前が載ってからは序ノ口、序二段と連続優勝し、三段目でも5勝2敗と勝ち越し、2015年5月場所に幕下に昇進した。幕下昇進後も勝ち越しを続けたが西7枚目まで上がった同年11月場所で初めての負け越しを経験した。しかし2016年3月 ...

大相撲

 2021年の話題の一つになるのが貴景勝は横綱になれるのかというのに異論を唱える人はほとんどいないと思う。横綱に上がれば稀勢の里以来の日本出身の横綱となるので注目しないわけにはいかない。それでは貴景勝を紹介したい。

 貴景 ...

大相撲

 東前頭17枚目だったが11勝4敗の好成績で敢闘賞を受賞した。初日から5連勝し、6日目は逸ノ城に寄り切りで敗れるも7日目から再び連勝した。そして12日目終了時点で1敗を守り、貴景勝とともに優勝争いの先頭に立っていた。本来なら幕尻であり ...