大相撲

 そして千秋楽。大栄翔が勝てば優勝。相手は隠岐の海である。大栄翔は目の前の一番に集中するだけである。迷いはない。立ち合いの仕切りでしっかり腰が割れ、両手を付き、相手が立つのを待つ。私は仕切りの時点で大栄翔の優勝を確信した。隠岐の海も待 ...

大相撲

 普通に考えれば実績のある大栄翔が有利である。星2つの差はやはり大きい。また7日目までで役力士との対戦は終えており、後半戦は平幕力士との対戦である。しかし私は大栄翔が断然有利、とまでは考えていなかった。なぜなら大栄翔は三役で2桁勝利を ...

大相撲

 2021年1月場所は西前頭筆頭の大栄翔が13勝2敗という成績で初優勝を果たした。埼玉県出身力士では初、そして所属する追手風部屋の優勝力士も初となった。また1月場所に関しては4年連続で関脇以下の力士が優勝しており、そのうちの3回は平幕 ...

大相撲

 さて1月場所は平幕の大栄翔が13勝2敗という成績で初優勝を果たした。所属する追手風部屋には関取が6人いる上にあらゆるタイプの力士がおり、合同稽古に参加しなくても稽古ができる環境にある。また関取の数が多い伊勢ヶ浜部屋、佐渡ヶ嶽部屋、木 ...

大相撲

・筋力アップのためのトレーニング、読書など

 これはBS大相撲中継で実況の人が語っていたが、時津風部屋では去年の5月、土俵での稽古ができなかった時に筋力トレーニングをしていたみたいだ。そしてその成果が出てきているようである ...

大相撲

・若手力士を使って技術の向上を図る

 これは若手力士のためではなく、自分自身のための稽古である。朝乃山は右四つの相撲を得意としているが、同じく右四つ得意の照ノ富士には連敗しており、技量に差があると言わざるを得ない。例えば左 ...

大相撲

・若手力士に胸を出す

 この時期だからこそ一番実行してほしいことである。確かに高砂部屋には朝乃山以外に関取はいないが、幕下には寺沢、村田、深井など有望な若手力士がおり、若手力士を引き上げるというのも部屋頭としての役割である ...

大相撲

 1月場所も初日は大栄翔に押し出しで敗れた。本来の朝乃山なら土俵際で残れていたと思う。その後の展開は分からないが・・・。結局残れず、そのまま土俵を割ってしまった。その後も3日目、6日目と敗れたが、相撲を観た限りでは関取と稽古をしていな ...

大相撲

 初土俵後の朝乃山を振り返ると、ここまでは順調そのものである。また学生相撲出身ではあるが主要なタイトルは獲っておらず、大関とはいえ相撲の完成度は高くない。おそらく高校、大学の指導者が才能を見抜き、大事に育ててきたのだと思う。その才能が ...

大相撲

 2019年11月場所初日。大関朝乃山は霧馬山を右四つに組み止めて寄り切った。相撲は快勝だったが取組後に右肩を気にする素振りを見せた。どうやら右肩に霧馬山の頭が当たったのが原因のようだが、観た限りでは霧馬山が普通に当たっているようにし ...