目指すは三代目若乃花! 安青錦 ヨーロッパ出身の元大関との比較
ヨーロッパ出身の大関はブルガリア出身の琴欧洲、エストニア出身の把瑠都、ジョージア出身の栃ノ心の3人がいる。そのうち把瑠都と栃ノ心は巨漢力士であり、琴欧洲は身長2メートル2センチの長身力士だった。いずれも体が大きく、大関昇進後は怪我に苦しめられたイメージがある。一方の安青錦は身長180センチ、体重136キロと体は大きくない。
また昔とは違って今は押し相撲の力士が多く、押し相撲への対応が不可欠である。よって現在は体重が200キロを超える巨漢力士が少なくなっており、体重が重ければいいという時代ではなくなってきている。それに加えて横綱に関していえば白鵬、日馬富士、鶴竜は細い体で力を付けながら増量し、頂点に昇り詰めている。今年1月場所後に横綱に昇進した豊昇龍も同様である。私的には1月場所中に引退した照ノ富士のように最初から体が大きくて横綱になるのではなく、白鵬などのように体を大きくしながら強くなるのが理想的だと思っている。自身の体重で苦しめられる可能性が低いからである。
ということで体格的にはヨーロッパ出身の三大関には見劣りするもののスピードは速く、将来的にはかなり期待できる。ヨーロッパ出身初の横綱を見込める素質を持っているのは確かである。
続く
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