2025年1月場所を振り返って 優勝争い 13日目 琴櫻ー金峰山戦と14日目の取組について
そして金峰山は琴櫻戦だった。過去の対戦成績は琴櫻の2戦2勝である。ただ対戦は一昨年であり、金峰山は突き押し一本の取り口に変えているので参考にはならない。金峰山は前日は豊昇龍に敗れたが、琴櫻であり、体が大きく的が大きいということで思い切りぶつかれる。また昨日の琴櫻の負け方が良くなく、金峰山が有利と見ていた。
相撲は金峰山がもろ手で琴櫻をのけぞらせ、そのままの勢いで突き出した。金峰山は気持ちを切り替え、単独トップを守った。これで大関戦は終了し、残り2日は霧島と王鵬との対戦が予想される。2つ勝てば優勝であり、優勝の可能性が高くなったと言っても良さそうだ。一方負けた琴櫻は負け越しとなり、綱取りが一転して来場所はカド番となった。
そして14日目の取組だが、注目は金峰山と尊富士の対戦相手だった。金峰山は先述の通り霧島と王鵬との取組が見込まれたが、どちらを先に当てるか?。注目していたが14日目は霧島戦となった。あくまで私の推測だが、霧島の方が金峰山に勝てる可能性が高いと見て霧島をぶつけたものと思われる。なぜなら王鵬より霧島の方が体が小さい上にスピードがあるので金峰山にとっては取りにくい相手と言えるからである。よって14日目に金峰山が勝てば優勝の可能性が高くなると見ていた。一方霧島と王鵬にとっては14日目と千秋楽のどちらで対戦するかで意味合いが大きく変わってくる。霧島は金峰山に負けた時点で優勝争いから脱落となる。王鵬は14日目に勝てばという条件付きだが千秋楽まで優勝争いに加われる。また霧島→王鵬という順番が結果としてドラマを生むことになる。
尊富士はこの時点で豊昇龍、霧島、王鵬と対戦していない。14日目は王鵬という選択肢もあったが、やはり豊昇龍の綱取り場所ということで豊昇龍戦が組まれた。そして王鵬は隆の勝との対戦となった。
続く
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