琴ノ若は横綱になれるのか? 現在の大関との比較
・現在の大関との比較
同じく大関ということで綱取りに向けてはライバルとなる。しかし私的にはライバルにはならないと見ている。まずは横綱の存在である。照ノ富士は1月場所で復活優勝を果たしたものの腰と膝に不安を抱えており、優勝したからといって今後も結果を出し続けられるかは分からない。早期に引退する可能性もある。そして霧島と豊昇龍が力を付けており、二人が琴ノ若よりも早く横綱に上がると予測しているからである。霧島は相撲の完成度が高く、横綱まであと一歩のところまで来ている。ただ3月場所は4連敗スタートとなり、本来の相撲が取れていないのが気になる。また豊昇龍も場所ごとに力を付けてきており、霧島を追うような形で上に上がりそうである。
もう一人の大関の貴景勝は今場所は8度目のカド番となった。首を痛めており、大関から陥落する可能性もある。また大関の座を守ったとしても優勝はできても横綱までは厳しそうである。大関として3回優勝しているのは立派だが、成績に波があるのも綱取りに向けてはマイナス要素である。
話を琴ノ若に戻すと仮に優勝して綱取りとなれば大関は勝たなければいけない相手となる。しかし今のところは相手に勝つことよりも自分の相撲に磨きをかけることの方が先のような気がする。また大関の地位に慣れ、その役割を果たしていくことも大切である。
続く
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