目指すは貴景勝! 若ノ勝 師匠の元大関・貴景勝の紹介 来歴 分岐点となった逸ノ城戦

 ターニングポイントとなったのが2021年7月場所2日目の逸ノ城戦である。頭からぶちかました際に首を痛め、翌日から休場した。そしてこの相撲が後の首痛の悪化の原因になったと言っていいと思う。休場が多くなる一方、頭からぶつかる相撲が減った。2022年11月場所から2場所連続で12勝をマークしたが、ここまでが精一杯だった。綱取りの2023年3月場所はご当所場所での綱取りとなったが途中休場し、綱取りは失敗に終わった。

 以降はカド番と勝ち越しを繰り返し、大関の地位を守る状況が続いた。その中で2023年9月場所は11勝4敗ながら優勝決定戦では熱海富士を叩き込みで下して4度目の優勝を決めた。カド番の場所であり、全休明けの大関が優勝したのは2003年3月場所の千代大海以来2年ぶり2人目となった。また決定戦は当たらずに左へ体を開いての変化が決まったが、取組後は批判が殺到した。しかし本人的には意地の優勝であり、首を痛めていることもあって、勝つにはこれしかなかったのかもしれない。

続く