2026年5月場所を振り返って 場所後の横綱審議委員会での注文
また横綱審議委員会は場所後、休場者が続出したことについて、八角理事長ら協会執行部に対策を求めたことを明かした。先述の4人に加えて小結高安も休場しており、役力士9人中5人が休場となった。そして横審の大島委員長は「なぜこれほど休場者が多かったのか分析して、対応を協会としても考えてもらいたい」と訴えた。更に場所後の力士にとって「スケジュールが非常に忙しいというか、時間のゆとりがあるのだろうか」と言及した。過密する巡業日程を指すものと見られる。
ちなみに7月場所後の夏巡業は28日間開催され、休みは1日しかない。巡業中は朝9期に開始し、午後3時に終了する。そして終了後はバス移動し、翌日の朝9時から再び開始となる。
大相撲のビジネスは本場所と巡業で成り立っており、相撲協会にとってはどちらも大事である。また関係者も巡業先での稽古量を減らす、イベントに力を注ぐなど努力しているのは分かる。しかしそれにも限界があり、そろそろ抜本的な対策に乗り出す必要がありそうだ。
現状では巡業を減らすと収益が減ることになるので力士がもう少し休める環境を作りつつ、新たなビジネスを構築するのがベターだと思う。また巡業を休場する力士が多数おり、十両から多く補充されているのが現実である。幕内力士の巡業参加は義務であり、休場するというのは巡業に帯同できる体調ではないということである。おそらく今の八角理事長の体制では変わらないと思うので、次の理事長になる人に期待したいところだ。
続く
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