2026年3月場所個別評価 琴栄峰
今場所は西前頭17枚目であり、4場所ぶりの再入幕となったが9勝6敗という成績だった。前半戦は4日目から5連勝し、6勝2敗で折り返した。そして後半戦は黒星が増えたものの、13日目は宇良を小手投げで破り、幕内で初めての勝ち越しを決めた。
内容に関しては右四つの相撲と投げ技で白星を挙げていた。6日目の朝紅龍戦は取り直しとなったが左で張って右を差すと相手の引きに乗じて押し出した。8日目の錦富士戦は右から張られたものの右四つがっぷりに組み止めた。最後は寄りをこらえると左へ回り、右下手を離しての左上手投げで裏返しにした。そして13日目の宇良戦は宇良に左を手繰られたが左を差し、右上手は与えなかった。その後右巻き替えを狙ったところをおっつけられたのですぐに抜き、右小手投げで宇良を土俵下に転がした。本人が言うように幕内の雰囲気に慣れてきたことが勝ち越しの要因と言える。
一方負けた相撲に関しては一方的に押し出される内容もあった。141キロと幕内では軽量の部類に入るので仕方がないところもある。それでもこういった相撲を1番でも減らし、攻防のある展開に持ち込みたいところだ。
来場所は自己最高位となるが再度の勝ち越しを期待したい。スピードを生かすとともに得意の右四つの形になれば、ある程度白星が計算できそうだ。理想は霧島のように頭で一回しっかり当たることである。それができれば身体能力が高いので、その後の流れが良くなると思う。逆に相手を正面に置いてはいけない。よって体の大きな兄の琴勝峰の相撲を参考にしつつ、自分の相撲の形を作っていきたい。
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