2026年3月場所を振り返って 優勝争い 11日目 安青錦ー琴勝峰戦
2敗の琴勝峰は結び前の一番で安青錦戦だった。過去の対戦成績は1勝1敗だが、前回対戦は琴勝峰が初優勝を果たした去年の7月場所であり、その時は琴勝峰が突き落としで勝っている。また相撲の合い口的にも琴勝峰は相撲に柔軟性があり、安青錦にとっては取りにくいタイプである。そして安青錦はここまで5勝5敗と調子が上がっておらず、琴勝峰が勝てる可能性は十分あると見ていた。
相撲は安青錦の低い当たりに琴勝峰がまともに引き、安青錦が土俵際まで押し込んだ。しかし琴勝峰が俵に両足を掛けて突き放して応戦すると、左へ体を開いての叩き込みが決まった。
勝った琴勝峰は2敗を守り、優勝争いに踏み止まった。まともに引いており、相撲内容としては決して良くなかった。しかし土俵際で突き放しており、安易に投げに行かなかった点は評価できるし、成長の跡が見える。終盤に向けて面白い存在になってきた。
負けた安青錦は5勝6敗となり、勝ち越しさえ危ぶまれる状況になってきた。安青錦の綱取りに関して気になったのが馬力不足である。そしてこの相撲に関しては琴勝峰が一回まともな引きを見せたにも関わらず土俵の外に出せていないのが私としては不満である。相手が引いてきたら、待ってましたと言わんばかりに押し出すような内容を期待したいし、底力を付けたいところだ。
続く
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