木崎海引退について 怪我した相撲に関して

2023年11月22日

 さてここで触れたいのが先述の今年1月場所6日目の勢戦である。攻防の中で勢に攻め込まれ、土俵際で手繰った。しかし結果として呼び込む形となり、そのまま押し倒された。そして足元のバランスが崩れたので頭から土俵下に転落した。受け身も取れていない。結果論ではあるが私が思ったのは抵抗せずにそのまま土俵を割っていれば良かったのではないかということである。勝負を捨てないという姿勢は決して悪くない。しかし土俵際でバランスも崩れていた。粘るにしても体勢が悪すぎた。これは相撲に限らず全てのプロスポーツに言えることだがプロは結果を継続して残す必要がある。その為には後々のことを考えて無理はしないという考えも時には必要である。例えば野球でいえば怪我をするかもしれないのでダイビングキャッチはしないといった類である。勿論受け身が取れれば構わないが取れなかった時は危険である。それではそのことに関して印象に残っている力士、元力士を4人紹介したい。  

続く