これぞ理想の横綱! 照ノ富士 2021年7月場所千秋楽の白鵬戦 照ノ富士に関して
一方負けた照ノ富士は白鵬の執念に屈したという印象である。ただ負けはしたものの、白鵬がなりふり構わない攻めを見せたということは、照ノ富士の力を認めているからこそである。少なくとも私にはそう見えた。また負けたからといって恥ずべき相撲内容ではなかった。相撲は勝つに越したことはないかもしれないが、勝つことが全てではない。その後横綱昇進時の伝達式では「不動心」という言葉を口上に入れた。「何事にも動じない精神」という意味であり、親方とおかみさんが教えてくれたようだ。そして口上通りの振る舞いを立派に見せた。また品格だけでなく、優勝回数10回という結果を残した。相撲では特に翔猿戦ではしきりに足を狙われるなどして、いら立ちを見せたこともあった。しかし態度を表に出すことはなく、我慢してこらえた。私に言わせればこれ以上横綱として求めることがあるだろうか?。立派な体格だけでなく受けて立つ相撲を取っており、まさに理想の横綱だったと言える。
続く
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