角界の鉄人! 玉鷲 相撲の取り口
身長は189センチの長身であり、手足が長く懐が深い体型ながら突き押し一本で勝負している。特に下半身が固いため、元関脇・玉ノ富士の先代片男波親方は四つ相撲では大成しないと見ていたようである。そしてその考えは元関脇・玉春日の現師匠に引き継がれている。しかし足首は柔かく、足首が柔かいので長身で足が長くても重心が下がり、膝も曲がる。入門当初は廻しを取りたがっていたようだが、先代師匠は耳にタコができるくらいに一方的に前に出るように言い聞かせたそうだ。今でも稽古場で四つに組もうとすると、師匠がその時点で取組をやり直させるというほど、徹底した押し相撲を指導されている。
もう一つの武器が小手投げである。本人的には上体が起きるので悪い内容の相撲のようである。ただ腕力が強く、複数の力士が振り回されたことで腕を痛めている。以前でいえば怪力で有名だった元大関・魁皇の小手投げに匹敵するものを持っており、対戦相手は注意が必要である。
のど輪押しが得意であり、引く相撲をほとんどとらないという点では大栄翔に似ている。二の矢の攻めも速く、動き負けする内容は少ない。それに加えて経験値を重ねたことで相撲の上手さも持っている。本人が語るように経験を重ねる中で相撲を楽しんで取っている感じがする。40代になったものの体には張りがあり、衰えも見られない。ということで当分の間は活躍が見込めそうだ。
続く
最近のコメント