角界のスプリンター! 尊富士 部屋の紹介 宮城野部屋受け入れの相乗効果
一番の変化は幕下の人数である。現在6人いるが、そのうち元十両の天照鵬と川副に加えて松井と聖白鵬は宮城野部屋からの移籍力士である。また草野は宮城野部屋に入門予定だったが宮城野親方が処分を受けたことで伊勢ヶ浜部屋へ入門となった。よって合計5人が宮城野部屋から加わり、層が厚くなった。
少し前に宝富士が語っていたが、ベテランとなり、幕内力士との稽古では一気に押し出されるなど、稽古にならなかったようだ。しかし幕下力士が増えたことで稽古をする中でいろいろなことが試せるようになったらしい。また移籍してきた伯桜鵬は稽古で四つ相撲のレベルの高さを目の当たりにし、押し相撲に力を入れるようになった。お互いに相乗効果はあるようである。
しかし師匠の伊勢ヶ浜親方は来年の7月で65歳となり、停年を迎える。よって停年前、一部報道では来年1月とも言われているが、宮城野親方の処分が解除され、宮城野部屋が再興される可能性が高い。ということで大所帯はもうしばらくの間となりそうだ。
仮に宮城野部屋の力士が抜ければ再び幕下の層が薄くなるが、そこは元々が力士数の多い部屋である。三段目の力士が幕下に上がるなどして再度層が厚くなると予想している。
また照ノ富士は引退間際といった状況だが、有望なモンゴル人研修生が控えており、尊富士の他にも熱海富士や幕下の聖富士など若手力士がひしめいている。ということで伊勢ヶ浜部屋の隆盛は当分続くと見ている。
続く
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