祝! 美ノ海新入幕 来歴その3
新十両となった2018年7月場所は5勝10敗で跳ね返された。その後4場所は幕下での土俵となり、2019年5月場所に十両に復帰した。また復帰を決めた3月場所では自身初の幕下優勝を果たした。しかし5月場所は5勝10敗と再び十両の壁に阻まれ、7月場所で幕下に転落した。その後11月場所は東幕下筆頭で4勝3敗と勝ち越し、2020年1月場所での十両復帰が決定した。1月場所は千秋楽に自身初となる十両での勝ち越しを決めた。翌3月場所は負け越すもその後は3場所連続で勝ち越し、2021年1月場所は新入幕の見える西十両3枚目で迎えた。この場所は11日目までに7勝目を挙げるもそこから連敗。更に13日目の貴源治戦で、張り手を受け、寄り切られて土俵外に落下。脳震とうのため、翌14日目から休場となった。私もこの相撲は記憶に残っているが、食い下がろうとする美ノ海に対して貴源治が下から張り手を入れていた。ボクシングで言えばアッパーと同じである。普通は食い下がろうとしている相手に張り手を繰り出す力士はいない。貴源治のラフな相撲の被害者になったという感じだった。その後貴源治は大麻使用が判明したことで協会は解雇処分とし、現在は総合格闘家である。
さて話を戻すとその後は脳震とうの影響もあってか二場所連続二桁の黒星となり、7月場所は幕下からの出直しとなった。しかし7月場所は西幕下3枚目で5勝2敗と勝ち越し、翌9月場所での十両復帰が決定した。その後は再度十両に定着した。2022年11月場所は自己最高位の東十両2枚目となり、新入幕が見える位置だったが4勝11敗で負け越した。しかし2023年3月場所からは3場所連続で勝ち越し、9月場所は東十両5枚目で迎えていた。
続く
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