千代の国引退について 来歴その2
その後は幕内と十両の往復となった。そして2013年7月場所5日目の碧山戦では掬い投げで勝ったもののほぼ水平に開脚するという無理がたたって左足付け根を負傷し、6日目から休場した。翌場所以降は怪我が完治したとは言い切れない状態で出場し、無理をしては休場するといった悪循環に陥った。そして2014年9月場所は西十両13枚目だったが両膝半月板を痛めたということで8日目から途中休場した。これにより新十両昇進から20場所連続して務めた関取の座から離れることになった。
その後は観念したのか二場所連続全休した後、三段目に落ちた2015年3月場所では7戦全勝で三段目優勝を果たした。そして幕下復帰後は4場所連続で勝ち越し、2016年1月場所では8場所ぶりに十両に復帰することが決まった。復帰後も二場所連続で勝ち越すと同年5月場所は12勝3敗という成績で二度目の十両優勝を果たした。これにより7月場所は東前頭9枚目となり、史上三人目の三段目から再入幕を果たした。
続く
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