千代の国引退について 来歴その3

 再入幕後は連続勝ち越しをするなど番付を上げ、2017年5月場所は初の上位総当たりとなる東前頭筆頭という地位となった。この場所は2日目に鶴竜に勝ち、自身初となる金星を挙げたが場所を通しては幕内上位の壁に阻まれ、2勝13敗という成績に終わった。翌場所以降は平幕中位~下位での土俵となったが西前頭11枚目で迎えた2018年5月場所は自身最速となる9日目での勝ち越しを決めると12日目からは再び連勝し、これまた自身初となる二桁白星の12勝3敗となった。そして初三賞となる敢闘賞を受賞した。翌7月場所は西前頭2枚目まで番付を戻し、再度の上位総当たりの番付となった。そして4日目は白鵬の休場で不戦勝、6日目は鶴竜の休場で不戦勝となった。また一場所で横綱二人からの不戦勝は1999年11月場所の玉春日以来の珍事となった。ちなみに不戦勝での対横綱戦での勝利は金星とはならない。さてこのような幸運もあり、10日目終了時点では6勝4敗であり、初の幕内上位での勝ち越しが見えていた。しかし12日目の玉鷲戦で左肘を負傷して13日目から休場となり、結局6勝7敗2休という成績に終わった。不戦勝二つという追い風を活かすことはできなかった。

続く