2026年9月場所個別評価 輝

 今場所は東十両11枚目だったが11勝4敗の好成績だった。前半戦は8連勝で折り返し、自身初のストレート勝ち越しとなった。そして後半戦は10日目は同郷の炎鵬を寄り倒し、連勝を10まで伸ばした。しかし11日目に初黒星を喫すると終盤は3連敗し、優勝決定巴戦に持ち込まれた。そして優勝巴戦も敗れ、惜しくも十両優勝を逃した。

 内容に関しては相手を見ながらの突き押し相撲が取れていた。また重心が高く、攻防のある相撲に持ち込まれると苦戦するタイプだが早い相撲が取れており、安定感があった。また12日目の大青山戦は右ハズで押し込まれたものの右をのぞかせると細かく押し上げ、そのまま押し出して11勝目を挙げた。しかし終盤は緊張し、体が硬くなっているように見えた。足も揃っており、優勝を意識してしまったのかもしれない。ただあと一番勝っていればほぼ優勝が決まっていただけにそれだけが悔やまれる。優勝決定巴戦は勝負以前に相撲が崩れており、相撲を取る前から勝てる状況ではなかった。

 しかし11勝を挙げたので11月場所は大幅に番付を上げ、東十両3枚目となった。二桁勝利を挙げての再入幕を期待したい。また2年近く十両での土俵が続いているが、今場所のような相撲が取れれば再入幕だけでなく、再度の幕内定着も見込める。32歳ということでベテランの域に入ってきたが体は動いており、貪欲に上を目指したい。