未完の大器! 湘南乃海 来歴 その1

 今、外国人力士ではなく、日本出身の大物が番付を上げている。その名は湘南乃海。以前から注目されてきたという意味では遅れてきた大器と言ってもいいかもしれない。立派な体格をしている上に手足が長く、三役に止まらず、その上を目指せる素質を持っている。それでは湘南乃海を紹介したい。

 湘南乃海は神奈川県中郡大磯町出身で高田川部屋所属であり、年齢は25歳である。また身長193センチ、体重186キロであり、左四つ・寄り・押しを得意としている。

 スポーツ一家で育ち、父親が野球の指導者をしていたこともあり、小学校時代から野球クラブチームに入り、活躍していた。中学生時代は怪我で大会に欠場することが多かったため、野球には縁がないと感じていた。そこに父親が相撲を勧め、相撲部屋などへ見学に行く中で相撲への印象が変わった。そして最初に見学に行った高田川部屋への入門を決意し、2014年3月場所で初土俵を踏んだ。

続く