2025年9月場所を振り返って 優勝争い 14日目 琴櫻休場に関して
14日目。まずは取組前である。午後に琴櫻休場というニュースが入ってきた。師匠の佐渡ヶ嶽親方によると、前日の取組後は治療を受けるなど手を尽くしたらしい。しかし本人から「(患部が)腫れている」「膝が曲がらない」などと聞いた師匠が休場を促した。そして昨日の豊昇龍戦を見ると、土俵際で豊昇龍に左足を出された際に明らかに右膝が内側に曲がっており、その時に痛めたようだ。そして日本相撲協会に「右膝内側側副靭帯損傷」との診断書を提出し、休場した。終盤ではあるものの、後先を考えればこの判断は妥当であり、仕方がないと言える。
しかし問題は優勝争いに関してである。14日目の琴櫻の対戦相手は大の里であり、大の里の不戦勝となった。そして1差で追う豊昇龍が若隆景に負ければ、大の里は相撲を取らずに優勝が決まる状況となった。まさに異例の事態である。また豊昇龍は連敗中であり、大の里の優勝の可能性が更に高くなった感じがした。
続く
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