徳勝龍引退について 相撲の取り口 その2
突き押しに関しては前に出る馬力はあるものの、立ち合いのぶちかましが強いタイプではなく、このあたりが平幕上位に定着できなかった要因である。しかし突き落としなどの技を磨き、平幕下位~十両で活躍した。また技だけでなく、相手との駆け引きが上 ...
徳勝龍引退について 相撲の取り口 その1
相撲の取り口に関しては突き押しと左四つの相撲を併用していた。対戦相手によって取り口を変えていた印象がある。また巨体に似合わず変化やとったりをするなど機動力があった。大きな転機となったのが北の湖部屋への移籍である。この頃は十両を目前に ...
徳勝龍引退について 来歴 その5
しかし年齢には勝てず、頑張りもここまでだった。翌3月場所は4勝11敗と負け越し、再び幕下への陥落が決まると陥落後も二場所連続で負け越し、9月場所は東幕下37枚目まで番付を下げていた。本来ならすぐに引退したかったのかもしれないが親方株 ...
徳勝龍引退について 来歴 その4
さて翌3月場所は自己最高位を更新し、西前頭2枚目となったが4勝11敗という成績に終わった。しかし6日目は横綱鶴竜を寄り切りで破り、自身初となる金星を獲得するなど見せ場を作った。
2021年1月場所は東前頭8枚目だったが ...
徳勝龍引退について 幕尻優勝 その2
そして当然だが記録ずくめの初優勝だった。奈良県出身の力士としては1922年1月場所の鶴ヶ濱以来98年ぶり。幕尻での優勝は2000年3月場所の貴闘力以来20年ぶり2例目。その中でも幕内の番付で自分の下に一人も力士がいない例は史上初。西 ...
徳勝龍引退について 幕尻優勝 その1
そして迎えた2020年1月場所は幕尻となる西前頭17枚目だった。2日目に魁聖に敗れるもその後は連勝し、9日目に自己最速の勝ち越しを決めた。翌日以降も白星を伸ばすと14日目は同じく12勝1敗の正代との大一番となった。正代も平幕だったが ...
徳勝龍引退について 来歴 その3
2013年5月場所は東十両6枚目だったが優勝争いをし、優勝はできなかったものの12勝3敗の好成績を挙げ、翌7月場所で新入幕を果たした。奈良県からの新入幕は力櫻、大真鶴以来戦後三人目となった。この場所では敢闘賞の候補に挙がり、千秋楽に ...
徳勝龍引退について 来歴 その2
大学四年生の時に木瀬部屋に入門し、前相撲からのスタートとなり、2009年1月場所で初土俵を踏んだ。初土俵の同期には宝富士、皇風、貴ノ岩などがいる。初土俵後は序ノ口と三段目でそれぞれ各段優勝を果たし、同年11月場所で幕下に昇進した。そ ...
徳勝龍引退について 来歴 その1
徳勝龍は奈良県奈良市出身で木瀬部屋所属の力士だった。身長183センチ、体重190キロであり、突き・押しと左四つの相撲を得意としていた。奈良県高市郡高取町に生まれ、小学一年生まで同地で育った。その後中学卒業までの間を橿原市で暮らした。 ...
徳勝龍引退について 初めに
日本相撲協会は9月12日、東幕下37枚目の徳勝龍が現役を引退し、年寄「千田川」を襲名することを発表した。今後は木瀬部屋の部屋付き親方として後進の指導に当たることになる。近大から木瀬部屋に入門し、2009年1月場所の前相撲で初土俵を踏 ...