2025年3月場所を振り返って 三賞に関して
三賞は敢闘賞は美ノ海と新入幕の安青錦がいずれも初受賞となった。美ノ海は千秋楽に勝てばという条件付きだったが大栄翔を押し出しで破り、三賞をゲットした。また沖縄県出身で初の三賞となった。そして1970年11月場所で琉王が沖縄県勢として初めて入幕して以来、54年半で同県勢の三賞となった。地元にとっても意義のある三賞受賞と言える。来場所は同じく沖縄県出身の嘉陽が新入幕となり、沖縄県出身力士の三賞受賞が当たり前という時代が来るかもしれない。
安青錦は14日目終了時点で二桁勝っており、満票で無条件での三賞受賞となった。それでも千秋楽は気を抜かなかった。「これより三役」の直後で王鵬戦だったが切り返しで勝ち、受賞に花を添えた。また新入幕の三役揃い踏みは大錦、把瑠都、翔猿、伯桜鵬に続き5人目だが白星は初となった。そして初土俵から所要10場所での三賞初受賞は年6場所制となった1958年以降では尊富士と並び最速である(付け出しを除く)。場所前に公言した「二桁勝ち星と敢闘賞」の有言実行を見事に果たした。
時疾風は美ノ海同様千秋楽に勝てばという条件付きだったが霧島に敗れ、受賞はならなかった。
技能賞は千秋楽まで優勝争いをした高安が3度目の受賞となった。優勝には惜しくも届かなかったが、三賞受賞13度は武双山、土佐ノ海、琴光喜に並び史上7位になった。あとは賜盃を残すのみである。チャンスは必ずやって来ると思うので、次こそはファンの期待に応えたい。
なお殊勲賞は高安が12勝での優勝なら、そして美ノ海、安青錦、時疾風は決定戦で優勝した場合は受賞だったがいずれも条件を満たさず、二場所続けて該当者なしとなった。
続く
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